ベクホイ星系70ヶ所 第4夜 by Nishino Tatami
1月が終わる。
暦の上ではもう春が来るらしいが、
まだまだ寒い時はちゃんと寒い。
気の緩みから一番体調を崩しやすいこの季節、
最後まで気を抜かずに攻略していきたい。
さて。
今週は新年一発目となる「ベクホイ星系70ヶ所」である。
Lv6星系になって初めて目にする、
「いきなり最終ボスであるはずのボス絵が見えている」構成。
Unlock Bの名物は、ベクホイ星系にも当然存在するのだ。
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ベクホイ星系70ヶ所 第4夜
7番 コメシキ 誌上リプレイ
・前回までのあらすじ
ベクホイ星系に存在する全70エリアを攻略する「ベクホイ星系70ヶ所」。
「54番 マスリプ」を完璧なプレイ(画面:編隊飛行する4機のフォーミュラ)で攻略した我々は、
念願の温泉でゆったりと一泊。
翌日、十分に体力を回復した我々は「52番 アンフンサ」と「61番スコテコ」を一気に攻略し、
再び「本線」へ。
今日の宿泊予定地は「48番 ナバハ」へ向かう「支線」を間近に控えた「7番 コメシキ」。
ここはとある「名物」が売り物ということで早めに宿へ向かったのだが、
そこで待ち受けていたのは「名物」の名に恥じない、
驚くべきものであった…!
という訳でこんばんは、Nishino略してNissaです。
「ベクホイ星系70ヶ所」第4夜となった今回の舞台は「7番 コメシキ」。
あらすじにも書いた通り、
UNLOCK Bの「名物」というべき特殊な編成が登場します。
・どんなエリアか
ベクホイ星系には前回第3夜で取り上げた東側の「支線」の他に、
西側にも「48番 ナバハ」へ向かうもう1つの「支線」があります。
その分岐点が「2番 クスータ」なのですが、
今回の舞台である「7番 コメシキ」はその1つ手前、
マップでいえば1つ北東側にずれた位置になります。
ルールは装備固定で難易度7(10段階評価で)、
ゾーンアイコンは6つ(これは道中・ボス合わせて少なくとも6ゾーンあることを表しています)。
そしてこのゾーンアイコンの序盤2つ(未開放時でも見ることが出来ます)の中に、
ちょっと見慣れないボスの姿が見えますが、
その正体についてはこの後紹介されることとなっています。
一方選べる機体はフォーミュラ(ウェーブ4/ツイン4/アーム7)とレジェンド(レーザー4/マルチ4/アーム6)の2種類。
最早おなじみという人も多いかも知れませんが、
フォーミュラだと射程が短すぎてウェーブの旨味が薄く、
一方レジェンドはアームが若干少なくレーザーの弾切れに気を使う必要があると、
どちらも一長一短です。
この辺りはもう好みで決めてもらうしかないという感じです。
1. X道中
いきなりオリジナルEXのX道中から始まります。
山盛りのブロック、「観覧車」の大群、上下回転砲台、更に高速スクロールと、
知らずに飛び込めばいきなり全滅しかねません。
フォーミュラは射程の短さをいかにバーストで補うか、
レジェンドはレーザーの貫通力をどう使うかが鍵となります。
地味にBGM「ココロ」が長く聴けるというのもポイントの1つです。
前半ステージは短めの道中が設定されることが多いのですが、
X道中は余裕で3分以上あるので、
じっくりと曲を楽しむことが出来ます(攻撃が激しくて聴いている余裕がないというのは置いておくとして)。
そして迎えるボス戦で、
先ほどの「見慣れないアイコン」の正体が明らかになります。
2. ボス:ドレッドフルウィップ
只でさえ登場数の少ない「赤イカ」ことドレッドフルウィップが、
何と1番手で登場するのです。
最初だからといって手加減は一切無し、
高速の屈折レーザーや誘導レーザーが容赦なくアームを削ってきます。
勿論耐久値も手加減無しで、
自爆待ちとまでは行かないものの、長期戦を覚悟しなければなりません。
尚、BGMはフォスル系やライトニング系などでおなじみの「Hinder One」。
荒ぶるブラス演奏が怪しげな攻撃と妙にマッチしていて、
非常に印象的です。
3. F道中
4. ボス:ファントムキャッスル
赤イカを倒して一息つく暇もなく、
アイテムラッシュからの「ハリセンボン兄」ことファントムキャッスルが待ち構えています。
パーツ全破壊後に乱射してくる誘導レーザー、通称「赤そうめん」が非常に手強く、
赤イカでアームや残機を失った時には、大きなプレッシャーとなります。
ここに関していえばフォーミュラの方が移動速度が速いぶん、
赤そうめんを避けやすく有利に戦えます。
「そうめん避け」が苦手な人は、
一度フォーミュラを試してみることをお薦めします。
5. A道中
「赤イカ、ファンキャスと来て、次はどんな恐ろしい敵が待ち構えているのだろう」
と不安になったところで現れるのが、
「光導ルート」でもおなじみのA道中です。
何か仕掛けがあるのかと身構えたくなりますが、
小型機から中ボス、回転砲台とオリジナルと全く同じ構成です。
とはいえ「開始時点で残0アーム0で一発も食らえない」といった状況もあり、
オリジナルとはまた違った緊張感が漂っています。
尚、BGMはクロニクル後半ステージ用曲の1つである「残骸ノ中静カニ思イヲ巡ラセル」。
「上下回転砲台」などのBGMとして有名ですが、
宇宙空間をバックにこの曲というのはなかなか新鮮です。
6. ボス:アイアンフォスル
A道中を抜けて現れるのは、
Aゾーンのボスでおなじみのアイアンフォスル。
キングやナイトなどの亜種ではなく、
原種がそのまま登場します。
当然攻略もそのままで、
普通にカウンターバーストで撃破可能です。
そしてここで流れるBGMが「Hinder Three」。
ラスボスがウィップ系・ニギス系だとこの曲が流れるというのを知っていれば、
これが正真正銘のラスボスであることに気づくでしょう。
更に駄目押しとばかりにリザルト画面に出てくる「FINAL ZONE IS OVER」の表示。
そう、このエリアは「序盤がラスボス級の大物で、後半になるほど敵が弱くなる」という、
通称「逆走エリア」の1つだったのです。
・まとめ
そんな訳で今回は「逆走エリア」のバリエーションの1つ、
「赤イカ逆走」を紹介してみました。
「赤イカ逆走」といえばシアロ星系リサンハが有名ですが、
全アイテム解放かつ初期装備で戦わされるあちらに比べると、
こちらはそこそこ装備も揃っている分、多少はやりやすいでしょう。
「逆走エリア」には他にも最初にバイオレントルーラーが出てくる「グソク逆走」、
ゴールデンルーラーが出てくる「逆走モドキ」があります。
何故「金グソク逆走」ではなく「逆走『モドキ』」なのか、
それに関してはぜひ各自で探して体験してもらいたいところです。
尚、文中でも触れましたが、
「逆走エリア」はBGMの選曲も通常とは異なっています。
通常ではありえない「ミスマッチ」も楽んでもらえればと思います。
・次回予告
「48番 ナバハ」へ向かう支線に入った我々だったが、
ここへ来てバースト機と外伝以外殆ど使っていないことを思い出す。
そんな中我々の目に飛び込んだのは、
路上に並ぶ「ジェネシス」の立て看板の群れであった…!
次回第5夜、宇宙のどこかで、どうでしょう。
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いかがだっただろうか。
シアロ星系リサンハがよく話題に出るこの構成だが、
装備固定でも十分しんどい。
地形を貫通出来ない状態でステージの「形」が殺しに来るタイプは、
(例えば『レーザーVS. I道中』のような)
いきなり全滅の危険があり、気が抜けない。
こう言う難しさは、Lv6星系以外にあってはいけないような気もする。
次回は、何もなければ「カウンター」の話でもしてみようと思っている。
一度慣れると呼吸をするように出来る。
しかし、その一回目までが大変な「バーストカウンター」(以下『カウンター』)。
その攻略を、単なるカウンターの「やり方」ではなくその逆、
「失敗のパターン」から攻めてみたい。
全ての「失敗」を網羅出来るかは分からないが、失敗は成功のもと。
それこそ、「カウンター」である。
「ベルサー殺すべし。慈悲は無い」
それでは、また次回。
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