ベクホイ星系70ヶ所 第5夜 by Nishino Tatami
そろそろ、「課外活動」として遠征の計画を始めたい時期である。
割と、春が近い気がする。
そんなわけで、今夜も恒例「ベクホイ星系70ヶ所 第5夜」である。
ベクホイ星系の大半を単騎で突破するNishino Tatami氏。
その快進撃の勢いのまま、今回突っ込んだエリアは……!
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ベクホイ星系70ヶ所 第5夜
50番 プートスランルポ 誌上リプレイ
・前回までのあらすじ
ベクホイ星系に存在する全70エリアを攻略する「ベクホイ星系70ヶ所」。
「7番 コメシキ」で名物の「赤イカ逆走」を存分に堪能した(画面:末尾が「8」のリザルト表示)我々は、
十分な休息の後(画面:旅館の一室で雑魚寝する一同)、「48番 ナバハ」へ向かう「支線」へ突入。
しかし「オリジン捕鯨が出来る」と大盛り上がりな一派と、
「そこは安全に行けるバーストだろ」と冷静な一派とで意見が真二つに別れたため、
雌雄を決すべく休憩を兼ねてサービスエリアへ。
「ジェネシスあります」の看板が周りを取り囲む中、
前代未聞の「対決」が始まったのだった…!
という訳で相変わらず訳の分からない書き出しで始まったことをお詫びします。
Nishino略してNissaです。
「ベクホイ星系70ヶ所」第5夜となった今回の舞台は「50番 プートスランルポ」。
果たして対決はどちらに軍配が上がるのでしょうか。
・どんなエリアか
ベクホイ星系の西側にある分岐点「2番 クスータ」からは、
「48番 ナバハ」へと向かう「支線」が出ています。
そのクスータから丁度9エリア目にあるのが、
今回の舞台であるプートスランルポです。
ちなみにナバハは11エリア目なので、
ナバハの2つ手前ということになります。
ルールはバースト強化で難易度8(10段階評価で)、
ゾーンアイコンは6つ(これは道中・ボス合わせて少なくとも6ゾーンあることを表しています)。
そして機体はジェネシス(レーザー4/ツイン4/アーム4)とフォーミュラ(ミサイル4/ツイン4/アーム3)の2種類となっています。
一番のポイントは「ジェネシスでバースト強化」という点。
バースト機体の「バーストゲージ」が時間で回復するというルールなのですが、
特殊なゲージシステムを持つジェネシスもしっかりバースト強化の恩恵を受けられるのです。
対空兵器ももともとゲージ効率の高いレーザーということもあり、
かなり派手な展開になることが予想されます。
1. T道中亜種(下スクロール、EX編隊多数)
ゆっくりと下にスクロールする中、
左右からオリジナルEXの追加編隊が次々と飛んできます。
αバーストビームで一気になぎ払いたいところですが、
なかなかゲージが切れなくて背後からの攻撃をひたすら避けなければならないとか、
逆に中途半端なタイミングでゲージが切れて敵の弾幕に晒されるとか、
短いながらも色々な罠が待ち構えています。
注意したいのは敵の吐く弾は殆どがミサイルで相殺可能な、
所謂「ミサイル弾」である点です。
サポートユニットの弾もミサイル属性扱いなので、
うまく相殺して道を開きたいところです。
またバースト砲台の直後に出てくるヒトデ型の編隊は、
カウンターバーストをした後は画面端中段辺りにいると、
ビームの根本付近に弾が自然に集まって消えてくれるので、
比較的安全にやり過ごすことが出来ます。
尚、BGMは前半曲として有名な「Biophoton」ではなく「Dada」が使われています。
画面の雰囲気に合わせての選曲でしょう。
2. ボス:グラッシーステア
ボス1番手はオリジナルEXのPゾーンのボスとしてもおなじみのグラッシーステアです。
BGMも「E.G.Virus」で独特の不安感を感じさせます。
正面に張り付いていると比較的安全に撃ち込めるのですが、
思わぬ方向から流れ弾が飛んできたり空間爆撃を食らったりすることも多く、
苦手意識を持っている人も多いかも知れません。
とはいえここでしっかり撃ちこめば最初のカウンターで撃破できるので、
気を引き締めて臨みたいところです。
3. U道中
軌道エレベータから衛星軌道上での戦闘に移る演出が印象的な道中で、
BGMも「Invivo」と非常に雰囲気が出ています。
実機では余り聞こえない低音部分も、
専用筐体ということで独特の「音に包まれる感」を味わうことが出来ます。
このエリアでの一番の聴きどころです。
上下左右からひっきりなしに編隊が飛んできますが、
そこはバースト強化ルール。
αバーストビームを撃ってもすぐにゲージが満タンになるので、
次々と敵や敵弾を薙ぎ払っていけます。
勿論サポートユニットでの弾消しを期待して、
敢えてバーストを撃たない戦法も有効です。
尚、オリジナルEXでは「The World of Spirit」がBGMだったのですが、
実は敵配置や背景演出が曲と完全に一致していて(例えばオルゴールパートでは円を描く編隊のみが出て、
イントロに入るところで丁度魚群が現れるといった感じです)、
「曲でパターンを覚える」というやり方が有効でした。
曲が異なる当エリアではそのパターンが通用しないので、
その意味では若干難易度がアップしているといえます。
4. ボス:マッシブウィップ
ボス2体目は白イカことマッシブウィップで、
BGMは「ADAM」。
一部では「がっかりADAM」とも言われていますが、
それに関してはここでは深く触れないことに。
ジェネシスだと火力に難があるので、
最初のカウンターでは倒しきれない危険性があります。
背後に回りこめるチャンスが1つあるので、
そのタイミングでボムやサポートユニットの火力を上乗せしていきたいところです。
5. 高速(斜めブロック+タワー)
道中3つ目はUNLOCK B名物の高速スクロール面。
折角の「KIMERA II」もイントロしか聴けないという、
ある意味残念な道中といえます。
ここでちょっとした豆知識を。
高速スクロール面には2つのパターンがあり、
それは最初の魚群の後のブロックの配置で区別が出来ます。
1つが長方形に並んだブロックの塊が連続して出てくるもの。
そしてもう1つが斜めに並んだブロックの列が出てくるもので、
こちらにはタワー状の回転砲台が進路を塞ぐというギミックが盛り込まれています。
これは出来るだけ前に出て、
砲台が進路を塞ぐ前にすり抜けてしまうようにすると楽に対処できます。
このエリアでは勿論、
他のエリアで自機の火力に難がある場合にも有効な対処法なので、
覚えておくと色々役に立ちます。
6. ボス:サウザントナイブス
最後はオリジナルIゾーンのボスとしてお馴染み、
「紫カサゴ」ことサウザントナイブスです。
ラスボスなのにBGMが「Phage」というのは割りと違和感がありますが、
文句を言っていても始まりません。
「背びれファンネル」(太いビームを発射)形態のところで背後に回ると、
比較的安全に撃破できるというのは覚えておくと役に立ちます。
「胸びれファンネル」(縦に並んでレーザー弾を一斉掃射)の弾も、
こちらはレーザーなので相殺を意識していればそこまで恐くはありません。
ただし「尾びれファンネル」(自機を取り囲む位置からレーザー弾を連射)は、
全滅させておかないと尾びれから大量のレーザー弾を連射されるので注意です。
腕に自信のある人は、
「尻びれファンネル」からのバーストをカウンターしての撃破を狙ってみると良いでしょう。
・フォーミュラではどうなる
今回は貴重なジェネシスエリアということで、
ジェネシス視点で解説をしてみましたが、
実はフォーミュラもかなり味のあるプレイが楽しめます。
アームは3枚と少なめですが、
自機がミサイル弾なので道中で大量に吐かれるミサイル弾に耐性がありますし、
U道中でのバースト砲台からのカウンターを最後まで繋げることも容易です。
何より設置バーストのお陰でボス戦で楽をできるというのが非常に大きいです。
どちらを選んでも爽快なプレイを楽しめるので、
普段バースト機を使っている方ならジェネシスを、
非バースト機を使うことが多い方ならフォーミュラを、
といった感じで機体を選ぶと、
普段とは違ったプレイ感覚を味わえます。
・まとめ
そんな訳で今回「も」道中・ボスのBGM込みでエリアを紹介していきました。
既に解説した通り、このエリアの聴きどころは何といってもU道中で流れる「Invivo」です。
曲では「KIMERA II」や「ADAM」ばかりが取り上げられることが多いGダライアスですが、
それ以外の曲も独特の味のあるものが多いです。
興味が湧いたなら実機をプレイしたりアルバムを購入したり、
といったことも良いかも知れません。
勿論クロニクルモードでジェネシスが選べるエリアを探して遊ぶのもお薦めです。
件の「KIMERA II」や「ADAM」は勿論、
他の道中曲である「Dada」や「Biophoton」をじっくり聴けるエリアもあるので、
色々探してみましょう。
・次回予告
「48番 ナバハ」を攻略した我々シルバーホーク隊は再び「本線」へと戻り、
真の終点である「22番 チハイ」を目指すことに。
「7機体『全て』を習得した以上、最早恐いものは何もない」
と盛り上がる車内。
だが我々を待ち構えていたのは、
ある筈のない「8機体め」であったのだ…!
次回第6夜、宇宙のどこかで、どうでしょう。
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いかがだっただろうか。
未だにカサゴの「Phage」では筆者もずっこける。
イカの「Adam」は赤イカがあるから良いとして、
クロニクルでのカサゴはどうも扱いが良くないような気もするのだ。
後は、曲だけ良いのに順番に恵まれない亀とか。
来週は、あの「鯨系女子」再来!の……予定である。
まだどう言う内容なのかは確認していないが、
前回のような素敵な文章であると、今から期待してやまない。
乞うご期待。
それでは、また次回。
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